こんにちは、めとてです。

私たちは、心理や教育の専門家として、また対人援助を行う事業者として、これまで、日常生活に困りごとを抱える多くの子どもや大人にお会いしてきました。

日本中に、心理士/師、教師、医師をはじめ、困った時に頼れる専門家や支援者はたくさんいます。ならばなぜ、困りごとを抱えたままの人が、こんなにもたくさんいるのでしょうか。

これまでお会いした方々に教えていただいたのは、こんな思いでした。

「重い病気や障害を持つ人に比べたら、自分や家族の悩みは、専門家に相談するレベルの問題ではないと思った」「誰に/どこに相談したらいいのかもわからなかった」「専門家が何をしてくれるのかわからなかった」「そもそも、人に頼ってはいけないと思っていた」

多くの見えない壁が、私たちを阻んでいます。この『見えない壁』を、自力で、あるいは偶発的に突破できた一握りの人しか、必要な支援を受けられていないのが、現状です。

一般社団法人めとては、『見えない壁』に阻まれている人たちと、支援者とが、もっとやさしくつながる未来を目指しています。

つながるために必要なのは、「目」と「手」です。困りごとを抱える人を、あたたかく、かつ適切な知識を持って見つめる「目」、そして、適切な支援の輪につなぐ「手」。私たちは、この「目」と「手」を育てる、教育事業・対人援助活動を行っています。

取り組んでいること

img01

つなぐ事業

当事者と支援者、マイノリティとマジョリティ等をつなぐことを目的とした、イベントやメディアの企画・運営、サービス開発、研究開発等を行っています。

個人の方に向けては、ご希望に応じてオンラインでの無料相談を行っています(30分/初回のみ)。まずは、今お困りのこと、お悩みのことを、公認心理師(国家資格)に安心してお話しください。お悩みの点を整理したうえで、それがどんな専門家からどのような支援を受けられる内容なのか、お住まいの地域でどこにアクセスしたらよいのか、などの情報提供をいたします。

※特定の民間事業者を紹介・斡旋するサービスではありません。また、弊法人のサービス利用を勧誘するものでもありません。

img02

[個人対象]相談事業

お悩みや生きづらさを抱える方、また、より自分らしい強みを発揮して生活したい方に対し、より毎日の社会生活を自分らしく・楽に過ごしていただけるための専門的な支援を行っています。お一人お一人のお悩みや状態に応じた見立てを行い、その方の価値観や特性を尊重して関わり、強みを引き出していくことを重視しています。

  • ご自身のお悩みや生きづらさを相談したい成人の方
  • より自分らしい強みを発揮して社会生活をしたいと考えている成人の方
  • 社会生活(家庭/学校等)で難しさを抱えるお子さん小学生~大学生および該当する年齢の方。現在の通学や就学の有無は問いません)
  • 上記のお子さんを持ち、対応に苦慮しておられる親御さん
img03

[法人対象]教育事業

心理学や対人援助学の専門知識に基づいた、体感型・双方向型の研修やワークショップを提供しています。専門家が専門知識を難しい言葉で一方的に教える研修ではなく、[参加者と一緒に][対話をしながら][気づきを深め][実際の行動や思考を変えていく]ことを重視したプログラムです。

  • 対象:教育機関(保育園・幼稚園・小学校・中学校・高校・専門学校・大学等)、法人(企業、NPO、社会福祉法人等)、自治体等
  • 内容:コミュニケーション、メンタルヘルス、セルフケア、ストレスマネジメント、ダイバーシティ、マイノリティ支援、当事者支援、ケアラー/教育者支援、コーディネーション等に関わる心理教育

わたしたちについて

Mariko Okamoto

岡本 真梨子 代表理事
公認心理師/Gallup認定ストレングスコーチ🄬/合同会社てにをは 代表社員

大学院まで心理学を学ぶ中で、研究領域や専門家と、在野の当事者とをつなぐ必要性を感じ、民間へ。大手人材系企業の人事職を経て、(一財)田中教育研究所の常勤研究員として、子どもに対する各種心理検査の実施、保育・教育従事者向けの研修事業、心理検査の研究開発等に従事。その後、フリーのカウンセラー期間を経て、女性のキャリア支援を行うベンチャー企業のCOOに就任し、多様なビジネス経験を積む。より幅広い対象に心理学の知見を活かした支援を行うため、2018年に合同会社てにをはを創業。法人に対する人材・組織開発支援(コンサルティング・研修等)と、個人に対する教育(コーチング・カウンセリング等)を展開してきた。

2023年に、困りごとを抱える当事者への支援を、支援者・専門機関とより連携して行うことを目的に、一般社団法人めとてを設立。心理学をはじめとする専門知識や専門家を、様々な人の「よりよい生」につなぐための教育活動・対人援助活動を行っている。自身の個別支援経験(カウンセリング・教育相談等)は、未就学児~学生~経営者~高齢者まで、のべ5000人以上。また、教育・保育従事者や、組織の管理職・人事職を対象としたメンタルヘルスに関する研修を各地で実施し、「早期に見つける・見立てる"目"」と「連携のための"手"」の重要性や具体的な方法をお伝えしている。

人間科学修士(専門:発達臨床心理学)。東京大学医学部精神神経科TICPOC(課題解決型高度医療人材養成プログラム)修了。2児の母。


Sachiko Horie

堀江 咲智子 理事
中小企業診断士/一般財団法人生涯学習開発財団認定コーチ

中高一貫の女子校を卒業後、工学部機械工学科への進学により、男女比率が一般社会と大きく異なる学生生活となったことをきっかけに、男性らしさ・女性らしさへの違和感を感じることが多くなる。その後大手製造業にて研究開発・商品企画・営業を経験し、女性活躍推進プロジェクトにも参画するなど、様々な職場の課題と役割分担について興味を持ち、株式会社ワーク・ライフバランスに転職。中小企業から大企業まで幅広いクライアントに対して、働き方を考え直すコンサルティングを提供している。

企業経営者との対話を深めるにつれ、経営課題へ踏み込んだ助言ができるようになりたいと感じ、中小企業診断士を取得。さらに、本音を話すことができないと感じる人の多さに課題感を持ち、働きながら大学にて心理学を履修。自身も感情のコントロールが苦手だった時期があり、対話によるエンパワーメントを気軽に、多くの人に感じて欲しいと考え、心理学やカウンセリングの学びを深め続けている。1児の母。


Maki Hanada

花田 真紀 理事

広告代理店での勤務後、不動産業界に転職し、シェアオフィスの立ち上げや運営を経験。その後、学童・保育園を運営する法人にて新園の立ち上げに従事し、 現在は児童発達支援・放課後等デイサービスの立ち上げを中心に、 事業企画・採用・広報PR等に携わっている。これまでに、女性活躍推進、ダイバーシティ推進、柔軟なワークスタイルの創出など、社会的マイノリティの支援を事業者という立場から数多く経験してきた。現在は、発達障害の当事者である子どもたち、その周囲の大人たち(親、支援者、自治体等)との関わりを深め、地域に根差した社会支援事業を行っている。

母親として、個性豊かな2人の子どもの子育てをする中で、心理師/士を始めとする専門家の力を借りることで様々な局面を乗り越えた"当事者"でもある。「そもそもこれが相談すべきことなのかわからない」「誰に、どう相談していいかわからない」などの、当事者の持つ『わからなさ』を代弁し、専門家や公的機関の利活用方法について発信中。


Hiromi Kobayashi

小林 寛美  理事
特別支援学校教員

大学卒業後から、特別支援学校に保健体育の教員として勤務し、視覚に障害のある中学生・高校生に対する体と心に関する専門教育を行っている。また、大学との共催や全国の盲学校主催で開催される各種視覚障害スポーツの、大会運営やマネジメントにも携わっている。

長子妊娠時に、自身も周囲の出産・育児経験のある人たちも、妊娠や出産の経過についての科学的・具体的な情報が不足しているということに気づき、自ら学び始める。育休中の時間に取得した資格を活用して、行政の子育て事業やイベント運営に関わり、近隣の保育園や小学校でゲストティーチャーとして、子ども向けに「いのちのお話」を伝える活動を行ってきた。現在も、生と性の教育について学び続け、日頃の教育実践に生かしている。3児の母。


Mika Matsui

松井 美佳 カウンセラー
国家資格キャリアコンサルタント/JCDA認定CDA(キャリアディベロップメントアドバイザー)

SIerでのシステムエンジニアを経て、キャリア支援の道へ。民間企業や行政機関等で、大学生からシニアまで、日本人から外国籍の方まで、転職希望者から生活困窮者まで、と、幅広い層の転職支援やキャリア支援に従事。その後独立し、個人のキャリア支援のプロフェッショナルとして、キャリアカウンセリングを数多く行ってきている。また、地域の子どもたちのICT教育支援にも携わっている。

クライアントのその人らしさ・個性・ペースに真摯に寄り添い、前向きに伴走すること、強み・伸びしろ・成長の兆しを洞察し新たな視点をご提案すること、をモットーに支援を行っている。現在も、心理学を始めとする様々な対人援助学やカウンセリング理論・各種手法への学びを加速させ、支援の幅を広げている。2児の母。